離乳食の本は必要なのかな?買ってメリットある??
このような疑問を持っている方のために、小児リハビリの現役作業療法士が、離乳食本のメリット・デメリットとおすすめ離乳食の本をお伝えします。
- 離乳食の本は必要・いらないと思う人の口コミ一覧
- 離乳食の本は買うべき??メリットとデメリット
- 小児リハビリ病院での離乳食の本の活用方法を紹介
- 作業療法士が病院で実際に使っているレシピ本を紹介
- 栄養・身体・食育などについてのオススメ本を紹介
離乳食の本はいらない!?SNS上の意見をみてみよう
SNS上では「本があると安心」と思う方もいれば、一方で「離乳食はネットで調べれば作り方はのっているし、本はいらない」と思われている方もいます。
離乳食の本は本当に必要なのか?
SNS上でみつけた必要と思う方たちの意見をまずはみてみましょう
離乳食の本は必要派の意見をみてみよう
片付けしてたら離乳食期にお世話になった本が出てきた!
これね、順番通り鍋に入れて煮るだけだから鍋につきっきりじゃないの、当時すごく助かったんだよね。 うちの子はこのレシピで八宝菜が好きになったという思い出の本。副菜も豊富。
引用元:X
最近、離乳食作るのにクック✴︎パッドを活用したり、離乳食の本買いました
今更だけど、初めから離乳食の本買えばよかったと思った!!
食べてくれるためのコツとか色々載っているから本に頼るのも大事だわ
引用元:X
この補完食の本、離乳食始める前に読んで栄養面についてかなり勉強になって良かった!
文章もかなり優しいからすぐ読めました。
離乳食のレシピ本や献立も参考にしつつ、私も8倍粥から始めようかな
ミルクを素材として使うのもいいな
引用元:X
この3つの口コミ以外にも離乳食の本が役立ったと思う方はたくさんいるようでした。
調理のコツや栄養面、レシピなどの情報が多く掲載されているので、参考に進められて助かるとの意見が多い印象でした。
離乳食の本はいらない派の意見をみてみよう
おおらかママ(願望)なので 3冊買った離乳食の本はもう読んでません!
その通りに進まなくて読書ならぬ毒書になってしまったので
引用元:X
離乳食の本、5〜6ヶ月から7〜8ヶ月にかけて、レベルの上がり方が急じゃないですか‥
5〜6ヶ月までザ・離乳食ーって感じだったのに、7〜8ヶ月に入るともう料理!!って感じになってて、
こんなの食べられるの????て不安になる。
引用元:X
あと助かると思っていた離乳食本の1週間レシピに実は苦しめられてたことを知った。笑
季節物じゃない野菜は後回しでいいし、カレイの刺身を探す必要はなかったし、
バランスだけ考えて適当にあげた方が余程楽だった。。。
引用元:X
はっきり「いらない!」という人はいないものの、本を見ても不安に思う方や「読まなくなった」と言う方が多くいました。
他の意見 アプリやSNSの活用
離乳食の本どれを買うか悩みすぎるから
とりあえずこちらのアプリ見ながら離乳食進めることにしたいと思う
レビューにもアプリで完結って書いてた。
引用元:X
離乳食の本も買ったり1週間のメニュー考えてたりしたけど、全くその通りにしてなくて結局自己流
あげる量も緩さもテキトーなんだけど、みんなのポスト見てあげる量真似してるw
た◯ひよよりう◯まるよりX仲間
みんなちゃんと何gあげるか計ってるの凄すぎる
引用元:X
離乳食はひよこクラブの離乳食カレンダー、うたまるの本、ステップ離乳食のアプリを参考に進めてます
どれもスケジュール立ててくれてるし、調理方法や量、固さの目安も書いてて分かりやすい。
アプリは記録もつけれて何を食べたか一目で分かるし、旬な食材や注意する点など色々載ってて便利です
引用元:X
他の意見としては、アプリだけで進める方がいたり、本・カレンダー・アプリを併用している方、SNSの仲間の意見を参考にしている方もいました。
今は本以外にも便利なものがあるので、組み合わせて活用するもの良いですね♪
離乳食の本はいらない?必要?メリットとデメリット
離乳食の本は必要なのか?
様々なSNS上の意見をみた上で、メリットとデメリットをまとめました
離乳食の本を買うメリット
- 離乳食の手順が細かく書いてあるから、本の通りに進めることができて安心
- 食べてくれるためのコツなども、色々載っているから勉強になる
- 栄養面も勉強できるから、メニューの組み合わせがわかりやすい
- 離乳食に関して不安な時に参考にできる情報がつまっている
離乳食の本を買うデメリット
- 本の通りに進まなかった時に、不安になる
- 本を買ってもアプリやネットがあるから結局読まなくなる
- 忙しくてじっくり読む暇がないから読まなくなる
メリット・デメリットからもわかるように、
子育て初心者には、知りたい情報がギュっと本につまっているので、本を買うことのメリットは大きいと思われます。
本を買うと安心できて、本が心のお守りのような存在になる方も多いようですが、
2人目などで子育てに慣れている方は、忙しい日々の中で本をじっくり読むことはしなくなり、本はいらいないと感じる方もいるようですね。
また、現代はアプリやSNSなど、ネット情報であふれているので、わざわざ本を買わなくても情報を得られるから大丈夫と思う方が多い傾向にありました。
SNSでの意見をみると、「離乳食の本はいらない!」とはっきりとした意見は見られませんでしたが、
「買ってみたが自分には合わなかった」、「買ったけどその通りに進まなくて不安になった」という方が多くいました。
本に頼りすぎず、アプリやSNS情報などあらゆる手段から自分にあった方法を見つけたり、様々な方法を併用してみるのもいいかもしれませんね!
作業療法士の私としては、本は読んで損はない!と思います。
離乳食のレシピ本の他にも栄養についての本や、身体の仕組みがわかる本(腸のこととか)を手に取ってみると、
子どものためだけではなく、自分が食べる食事にも気を使えるようになって一石二鳥です♪
次に作業療法士の私が、どのように病院で活用しているのかお話しします。
作業療法士はこう使う!離乳食本の活用術
離乳食の本は、実際に小児リハビリ病院で活用しています。
どのように活用しているかをお話ししていきますね♪
離乳食の本 活用方法
- 子どもに合う形態を知るために使う
- 離乳食の作り方を視覚情報からわかりやすく理解するために使う
- 本の通りに進まないことも多いので、子どものペースをとらえるために使う
子どもに合う形態を知るために使う
小児リハビリに来られる子どもたちは、実際の年齢と口の機能の発達年齢が異なることが多いです。
実年齢の通りの食形態を食べさせてしまうと、のどにつまらせてしまったり、丸のみしたりと危険性があります。
そのため、子どもの口の機能が今どの段階なのかを本の写真や絵などをみてもらいながら説明するようにしています。
カラー写真やイラストをたくさん使って、わかりやすくまとめられている本は、説明するときにすごく役立ちます。
離乳食の作り方を視覚情報からわかりやすく理解するために使う
子どもの飲み込む力が弱かったり、丸のみしやすいと、離乳食をどのように作ったらよいのか不安に思われる親御さんが多いです。
そんなときにどの程度のまとまり具合にしたら良いのか?などを視覚情報からわかりやすく理解できるように、本を使っています。
離乳食初期から1歳くらいまでの形態の写真がわかりやすく載っている本が使いやすいです。
本の通りに進まなくても焦らないよう伝えるために使う
子どもの発達速度によって、本の通りに進まないことは多いです。
離乳食の本には身体の発達段階とともに、離乳食の進め方が書かれているものが多いので、その一覧をみながら子どもの身体の発達段階を整理して離乳食の進み具合に焦らないよう伝えています。
次に実際に病院で使っている本を紹介します♪
作業療法士が選ぶ!離乳食のレシピ本を紹介
小児の病院で食事のリハビリを行っている作業療法士が選ぶ、離乳食のレシピ本を紹介!
実際に私が購入して職場で使っているものも含めて紹介していきます♪
① はじめてママ&パパの離乳食
『はじめてママ&パパの離乳食』は、最初のひとさじから2才ごろの幼児食まで、進め方を完全サポートしてくれる1冊です。
食材別の調理ワザも、簡単レシピ300品も、オールカラーでわかりやすい!
炭水化物、野菜、果物、タンパク質と、月齢ごとの食材の固さや形状、食べさせる量の目安が写真と共に載っているので分かりやすいと評判です。
長年ベストセラーになっていた本。最初のひとさじから幼児食までこの一冊で安心と思える本です
- 発売日: 2015年01月15日頃
- 著者/編集: 主婦の友社, 上田玲子
- レーベル: 実用No.1
- 出版社: 主婦の友社
- 発行形態: 単行本
- ページ数: 191p
- ISBN: 9784072955505
- 炭水化物、野菜、果物、タンパク質とその月齢の1食分の適量がわかるので安心
- 量の目安が写真と共に載っているので分かりやすい
- オールカラーでみやすい、わかりやすい
- 食材別のレシピがたくさん載っている
② がんばらなくても栄養たっぷり! 離乳食&幼児食まるごとBOOK
『がんばらなくても栄養たっぷり! 離乳食&幼児食まるごとBOOK』は、かんたんすぎる離乳食&幼児食レシピが人気を集めるみきてぃの初著書です。
かんたんすぎるレシピの中には、そのまま考えずに実践すればOKな離乳食スケジュールや子どもが進んで食べてくれるオールインワン幼児食などが入っています。
10分以内のレシピばかりで、レンチンだけ・炊飯器にいれるだけ・鍋やフライパンだけで作れる・混ぜるだけなど全てのレシピが簡単に作れるようになっています。
栄養もしっかり考えてあるから安心ですね♪
- 発売日: 2023年06月16日
- 著者/編集: みきてぃ(著), 中村 美穂(監修)
- 出版社: KADOKAWA
- 発行形態: 単行本
- ページ数: 144p
- ISBN: 9784046060051
- そのまま考えずに実践すればOKな離乳食スケジュールがあるから、楽ちん
- 子どもが進んで食べてくれるオールインワン幼児食など、栄養面も考えられたレシピが豊富
- 10分以内のレシピばかりなので真似すれば時短につながる
③ 最新!初めての離乳食新百科
『最新!初めての離乳食新百科』は、初めて離乳食を作る方はコレがあればOKと思えるほど、ボリュームのある本です。
おかゆやおかず作りの基本から、レンジメニューや、フリージングの方法などの時短調理の方法についてものっているので助かります。
目次から必要なページが探しやすい点や、鍋・レンジなど、それぞれの調理器具で材料の分量や加熱時間などを分けて書いてあるところがとっても親切。
わかりやすい写真と丁寧でわかりやすい説明で紹介されているので、初めての育児で離乳食作りをする人や、今までの離乳食を見直したい人にもオススメです。
私はこれを購入しました。バリエーション豊かな離乳食レシピが紹介されていますよ♪
- 発売日: 2020年02月13日頃
- レーベル: ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ
- 出版社: ベネッセコーポレーション
- 発行形態: ムックその他
- ページ数: 215p
- ISBN: 9784828871516
- 離乳食作りや食べさせ方の基本がすべてつまっている
- わかりやすい写真と丁寧でわかりやすい説明がのっているから初心者も安心
- レンジ・フリージングの時短調理についても記載されている
参考になりそうな離乳食の本はありましたか?
①の『はじめてママ&パパの離乳食』と、③の『最新!初めての離乳食新百科』は実際に病院で使っている本です。
わかりやすい写真と丁寧でわかりやすい説明でかかれているので初心者に優しい1冊ですよ。
②の『離乳食&幼児食まるごとBOOK』は、私の友人から見せてもらって驚きました!
忙しいママ・パパにぴったりな、レンチンだけ・炊飯器にいれるだけ・鍋やフライパンだけで作れる・混ぜるだけなど、時短レシピが豊富だけど、ちゃんと栄養のことも考えられていました。
今回紹介した本以外にもたくさん良い本はあるので、自分に合う最高の1冊に出会えるといいですね。
病院では離乳食のレシピ本以外にも紹介している本がたくさんあります。
離乳食をはじめる際に読んでおくと、離乳食を進める際のヒントになったり、考え方が整理できたりするので
栄養や身体、食育について本はオススメですよ♪
次に私が読んで参考になり、紹介もさせてもらっている離乳食作りに役立つその他のおすすめ本を紹介していきます!
離乳食作りに役立つ その他のおすすめ本
離乳食はどうして必要なのか?そもそも人はなぜ食事が必要なのか?
根本を知ることで、レシピも考えやすくなるので、栄養や身体、食育について本なども読んでみると良いと思います♪
ただ、本の内容は人それぞれ合う・合わないがあります。
本の内容の通りにしなくてはならない!と思わずに、「へー!そうなんだ。そういう考え方もあるんだな」くらいの気持ちで読んで、気楽に学んでいきましょう♪
私もいろいろな本を読んでいると、共感できる部分もあれば、納得できない部分もたくさんありますが、
納得できないことは、「そういう考え方があるんだな。勉強になった。」と思うようにしています(笑)
では私が読んだ本の中で、参考になった本を紹介していきます♪
①子どもの幸せは腸が7割 3才までで決まる!最強の腸内環境のつくりかた
この本は、腸が便秘や下痢などのおなかの問題だけではなく、学力や免疫力、コミュニケーション力などにも関わっているといったことが詳しく書かれている本です。
人間は3歳までに腸内細菌の種類が決められるので【3歳以降はどうがんばっても種類を増やすことはできない】 と言われています。
3歳までの食事をどうしていくべきかが参考になりますよ♪
人間と腸内細菌の共生の歴史からひもとき、赤ちゃんの誕生から3歳になるまでの生活においてやるべきこと・やってはいけないことが整理された1冊になっています。
腸にいい食べものや生活習慣を知ることができるので、離乳食作りや妊娠中の身体作りに大変参考になる1冊でした。
- 発売日: 2021年06月21日頃
- 著者/編集: 藤田紘一郎(監修)
- 出版社: 西東社
- 発行形態: 単行本
- ページ数: 192p
- ISBN: 9784791629275
- あらゆるカラダ・ココロの問題に直結していることがわかっている「腸」について楽しく学ぶことができる
- 子どもだけでなく大人の腸にも知ると助かる内容がかかれている。大人にも参考になることがいっぱい
- 離乳食作りにおいて、腸内細菌が喜ぶ食べ物について知ることができる
②子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか?
この本は、手づかみ食べのが、子どもの成長にどういった良い影響を与えるのかといったことも書かれていますが、全体的に食育について書かれた本です。
食と心と身体の発達の関係について、実際の実践方法など詳しく書かれているので、勉強になります。
ただ、両親共働きが多くなってきた現代には、実践しにくい部分もあると思いますので、参考程度に読んでみると良いと思います♪
生活の中で、子どもにとって良い影響を与える行動は何なのかがわかりますよ♪
- 発売日: 2016年09月
- 著者/編集: 山口平八, 清水フサ子
- レーベル: IDP新書
- 出版社: IDP出版
- 発行形態: 単行本
- ページ数: 235p
- ISBN: 9784905130222
- 子どもの食育について学ぶことができる
- 食事と心と身体の発達の関係について詳しくかかれていて、生活に取り入れられそうなものも多い
- 手づかみ食べがどういったいい影響を与えるのか知ることができる
③赤ちゃんのための補完食入門
この本は、離乳食ではなく『補完食』の考え方、進め方がわかる本です
補完食とは、WHO(世界保健機関)が提唱している、科学的な根拠に基づいた、赤ちゃんの成長に必要な栄養を補う食事のことです。
「補完食ってなんだろう?」というところからスタートして、日本の離乳食との違いや長所短所、その考え方をこの本では解説されています。
各月齢の食べやすい形状や必要な栄養素などがわかっていれば、ゆるく考えて進めてよいのだと分かる1冊です。
補完食の考え方やその根拠がとても優しい言葉で書かれています。従来の離乳食の考え方も併せつつ、進めるとよさそうと思いました♪
- 発売日: 2021年01月04日
- 著者/編集: 相川 晴(著)
- 出版社: 彩図社
- 発行形態: 単行本
- ISBN: 9784801304987
- 離乳食の考え方と異なるので新たな視点を学ぶことができる
- 著者の相川氏の人柄が伝わるような優しい言葉で書かれているため、読み進めやすい
- 補完食の方法も取り入れることで気楽に赤ちゃんの食事を作ることができると思える1冊
気になる本はありましたか?
自分の考えや知識にプラスになるような本に出会えると、子育てにもこれからの人生にもいい影響がありそうですね!
SNSやネットの情報も、もちろんためになることがたくさんなので、いいとこどりをしていきましょう♪
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回の記事では離乳食の本はいらないか?必要か?の意見をSNS上で調査し、その理由やメリット・デメリット
作業療法士の私が選ぶレシピ本、本の選び方、その他にためになる本の紹介をさせていただきました。
最後に簡単にまとめていきます。
離乳食の本が必要な理由は以下の通りでした
- 進め方の参考になる
- 調理のコツを知ることができる
- 栄養について学べる 知識がつく
- レシピが参考になる
- 不安なときにあると安心する
離乳食の本がいらない理由は以下の通りでした
- アプリで十分わかるから
- SNS情報の意見が参考になるから
- 忙しくてじっくり読む時間がないから
- 離乳食の本通りに進まない時に不安になるから
SNS上の意見などを見ると、離乳食の本はいらない派の方たちも、1度は手にとっている方が多いようでした。
離乳食の本は、進め方やコツ、レシピ、栄養面のことなど情報がつまっているので、買うと育児初心者には助かること間違えなしですが、
離乳食本の通りに進まないこともありますし、今はSNS情報やアプリもある時代なので、自分にあった方法で離乳食作りを楽しめるといいですね♪
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